今日は朝から六本木にあるスウェーデン大使館へ。妻が会社から頂いてきたインビテーションを持って、「Sweden Day in Tokyo 2012」というイベントに行ってきました。スウェーデン商工会議所20周年記念として、エキシビション、イベント、メディアを通じてスウェーデンを体感できる機会にしたいという事で催されたものです。

スウェーデンと言えば、私の中でまず思いつくのが「木家具」と「サウナ」と「社会福祉」。正直あまり深い知識が無いのが恥ずかしいのですが、それでも木工のデザイン&技術のレベルは世界でもトップクラスというのは実感するところだし、「国民の幸福度」ランクもかなり上位で話題になった記憶から、トータル的に「豊かな国」というイメージを持っています。そして参加した結果、期待通り素晴らしい時間を過ごす事ができましたよ。

 

まず大使館のゲートをくぐると、黄と青のテントで覆われた広場があり、広場でくつろいでいる方の半数近くが海外の方で、外国語が飛び交い、ボルボが数台停まっていて、なんともハイクラス感が漂よっていました。入場してすぐに目を惹くこのテント、IKEAを連想してしまいますが、それもこれも国旗をモチーフとした明快なデザインだと思われます。やはりこういう国を意識した場では説得力がありますね。

 

 

 

 

 

 

そんな中、ハイクラスのハの字もない私ですがどんどん深入りしていきます。様々なスウェーデン企業(スポンサー)ブースを抜けて、地下のサンクンガーデンへ。屋内プールから連続した庭で、天気のよさも相まって、すばらしく気持ちのいい場所でした。ここではみなさんビールを片手にホットドックを食べ、思い思いの時間を過ごしています。庭の真ん中ではスウェーデンの民族衣装をまとった2人が、伝統音楽の演奏にのせて回転系のフォークダンスを踊っていました。このダンス、実はかなり激しいのです。女性はスカートを浮かせる横回転なのですが、男性側は側転を交えた縦回転をするんです。思わず「おー!」という歓声をあげてしまいました。音楽がまたいい雰囲気を出していて、とても六本木にいるとは思えない、ゆっくりとした完全にスウェーデン時間が流れていましたね。なんだか規模の大きいホームパーティーにいる感覚でした。

 

こちらは屋内のプール。当日はもちろん泳ぐ事はできませんでしたが、プールサイドのベンチでくつろいでいる方がたくさんいらっしゃいました。本当に豊かですよね。

ちなみにこのプールは水色ですが、今回、スウェーデン国旗の青色が非常に印象に残りました。と言うのも、同じ青でもギリシャなどの青とはまた違う、スウェーデン特有の青という感じがします。こういうのって元々は空や海などの 自然の色を表現したのでしょうけど、日照や湿度、水の場合は鉱物の含有量など、風土 によって色に微妙な特徴が出てくるという事を改めて感じた一件でした。

 

 

 

メインステージではJAZZの生演奏もあり、ゆっくりしつつ退屈のしない、本当に気持ちのいい一日でしたよ。

途中でお話させて頂いたスウェーデン人女性が「スウェーデンはとてもゆったりとしていて、オープンマインドの国民性で、本当に素晴らしい国です」と笑顔で話してくれた事が、本当にその通りだと思います。

心地よい余韻に浸りながらの帰り道、いつか必ずスウェーデンに行こうと決心しました。