今日で、ようやくインフルエンザから回復いたしました。

予定をずらして頂いた関係者の皆様、ご迷惑をおかけしました。。。

 

今週末は皆様ご承知の通り、「三社祭斎行700年祭『舟渡御』」が行われます。

なんでも、江戸末期に廃絶された「御神輿を舟に乗せ、浅草川(現隅田川)を漕ぎ上がる」という「舟祭」を現代に再現させるそうで、国内外問わずかなりの注目を集めているようです。

そんな大祭の前日、久しぶりに外に出れたのが嬉しくもあり、帰り道にちょっと遠回りして雷門の前を原チャリで通過してみました。

時は19時、何かを期待しつつ通り過ぎると、、、 人もまばらで普段の雷門がそこにありました。(前日だからあたりまえか、、、)

ここが明日には、歩くのがやっとなくらいの人・人・人!ですからね。

祭りを含め、浅草の人を惹き付ける力には脱帽です。

 

振り返るとこちらは来月オープンの「浅草文化観光センター」。

2008年の公開コンペで隈研吾建築都市設計事務所が設計者として選定されたものです。

建設中に「高すぎる」という景観問題が浅草寺側から持ち上がったのは有名ですが、どのような解決に至ったのかは謎です。

ただコンペ案のCGと比べ、プロポーションが若干扁平ぎみになっているのは気のせいでしょうか、、、。

建物を建てるということが、社会的行為であるということをつくづくと感じさせられます。

今日はじめて実物の外観を見たのですが、正直圧巻です。

ディテールを拡大し、空間の構成原理まで高めたデザインだと解釈していますが、浅草の地に、ものすごい説得力で建っていました。

感動すると同時に、悔しいですね。

 

遠回りしたり道順を変えたりすると、いろんな物に出くわします。

仕事に追われがちな時でも、このくらいの気持ちの余裕は持っていたいものですね。