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蒸気器機関車のD51(デゴイチ)が近所を走ると聞き、さっそく子供を連れて近くの踏切へ。いつもは物淋しい高架下の踏切が、なんと警察が交通規制をし、ものすごい人でごった返しているではありませんか。よく見るとTVカメラやアナウンサー、撮り鉄らしき人々、鉄道マニアっぽい高校生、近所の人々から通行人まで、おそらく200人以上はいましたね。なんでもこの企画、フジテレビが東北地方復興企画として行ったものらしく、特別列車「みちのくSLギャラクシー」が岩手県釜石市から東京上野までを走るというもの。

時間が近づき、踏切が下がった瞬間にここぞとばかりに場所取りへ。私も撮り鉄の横に陣取り、ミーハー心で一眼のカメラを構えました。踏切の音が鳴り響く中、遠くから地響きのような振動と共に「フォーーーン!」という汽笛が聞こえてきます。廻りもソワソワし、撮り鉄の皆さんは前のめり気味にカメラを構え、アナウンサーの「いよいよです!」という興奮した声が高架下に響きます。そして!カーブになった線路の向こうから、真っ黒い鉄の固まりが白い蒸気をモクモクと噴き上げながら目の前に現れ、汽笛が鳴り響いたかと思うと一瞬で走り去って行きました!もう大興奮すね!この迫力、存在感、そして汽笛の「音」。D51にはまる人々の気持ちがよーくわかりました。走り去った後に立ち込めた蒸気がまた、何とも言えぬ余韻を残し、、、、今日はデゴイチに完全にやられました。
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